コンディショニングガイド 第15回
今回は少し長ったらしい名前の成分をご紹介します。
Sアリルシステインという成分です。
エキストラサバイブという商品に配合するために、色々と試したのがきっかけです。
これはニンニクの中の臭いの成分が分解されて出来るもので、悪玉コレステロールを減らしたり、血液をさらさらにしたり、更には年齢からくる脳の機能低下を防ぐとまで言われています。
ニンニクの臭いの成分を硫化アリルといいますが、この成分が発酵などによって分解されることで更にパワーアップするようなイメージです。
最近、発酵黒ニンニクがちょっとしたブームですが、その中心となっているのがSアリルシステインであります。
水溶性なので過剰摂取の心配がないこともですが、なによりもあの独特の臭いが消えてくれるのが嬉しいです。
すぐにトレーニングのパフォーマンスアップや筋肥大にはつながりにくいのですが、Sアリルシステインを摂り続けて3ケ月で、私自身の悪玉コレステロールがしっかりと下がっていたので驚きました。
そもそも私のコレステロール(特に悪玉)はお医者さんも顔をしかめるほどの厄介なもので、一言でいえば体質らしいのです。コンテストなどの目的でほとんど脂質を摂取せずに減量しているときで、ようやく上限値ギリギリといったところでした。オフ期には薬を飲まざるをえず、その薬も徐々に強いものに変わっていき、一時期は二種類の薬を処方されていました。これまでコレステロールが下がると数多くの食品素材を紹介され、モニターも務めましたが、正直食品では難しいと考えていました。
Sアリスシステインだけの効果かどうかは更なる検証が必要となりますが、少なくとも私の頑固な悪玉コレを下げてくれたことには驚いた成分といえます。
『コンディショニングガイド』
15年以上、サプリメントを作って、使って、指導してきた、
サプリメント活用のプロが責任編集