第4回 アルギニンの話


今回のサプリメントはアルギニンです。
 
アルギニンは体を構成しているアミノ酸の一つでありますが、非必須アミノ酸と呼ばれるアミノ酸で、必要に応じて体内で合成されていきます。
 
従って体の材料としてのアミノ酸としては、特別に意識して摂取をしていく必要がありません。
 
しかしアミノ酸には体(タンパク質)を構成するという役割以外に、個々に効果を発揮する特長をもっています。
 
アルギニンの場合も成長ホルモンを分泌させたり、精力増強だったりと古くから単独での効果が期待されてきました。
 
そして今アルギニンに最も期待されている効果は、体内で一酸化窒素(NO)を作るという役割です。一酸化窒素というと何か聞きなれない、ともすれば排気ガスくらいのイメージがあるかもしれませんが、体内で作られる一酸化窒素は酸素とアルギニンから作られ血管を拡張してくれるというありがたい効果があります。
 
血管が拡張することによって、酸素や栄養素はより効率よく運搬されますし、血行促進、冷え性改善、集中力の向上、心疾患の予防など様々な効果が期待されます。
 

 
ボディビルダーがよく口にする「パンプ感」というやつも、この血管拡張の効果です。
 
海外ではNO系サプリメントというジャンルがちょっとした流行となっています。この一番の主役もアルギニンです。
 
NO系アミノ酸としてアルギニンを語る際には、必ずといっていいくらいセットで登場するアミノ酸があります。そのアミノ酸はシトルリンです。
 
シトルリンは1930年に日本においてスイカから発見された歴史の古いアミノ酸でありますが、2007年までは食品として使えませんでした。スーパーアルギニンと呼ばれたりする、アルギニンの前駆体ともいえるアミノ酸です。
 
通常は尿素回路を構成しているという役割で、体を構成するアミノ酸ではありませんが、体内でアルギニンに変換されるという特長から、アルギニンと同様に一酸化窒素を作り血管を拡張してくれます。アルギニンとの違いでいえば、アルギニンに変わるまでに少し時間がかかるので、結果としてアルギニンよりも体内で効果を持続させることができます。
 
結論としては、アルギニンとシトルリンを同時に摂取することによって、より長く血管拡張の効果が体感できます。

 

※写真はイメージです。


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