第3回 必須アミノ酸の話


今回のサプリメントは必須アミノ酸です。

必須アミノ酸とは、人が体内で作ることの出来ないアミノ酸のことで、全部で9種類あります。

 
アミノ酸は体の材料ですが、その材料が体内で作れないということは、食事やサプリメントあるいは点滴などから補給しなくては体の材料が足りないということになります。

 
この必須アミノ酸には面白い特徴があって、まず9種類全部揃わないと効果を発揮してくれないという点です。例えば9種類のうちのあるアミノ酸1種類だけが本来必要な80%しかなかったとします。そうすると体の材料として使われる効果も80%でとどまってしまうのです。では8種類しか揃っていなければ・・・。理屈の上では効果は0ということになります。実際は食事から摂ったタンパク質がアミノ酸に分解されて体内に残っていたりしますから、まったくの効果0ではありませんが、いずれにしても著しく効果が下がります。

 
もう一つの特徴とは、9種類がそれぞれ最適のバランスをもっているという点です。

 
Aというアミノ酸が1でBというアミノ酸が2、Cというアミノ酸は1.5というように、それぞれ最適なバランスがあります。

 
この場合も、Aが1、Bが2、Cが3と摂取してもCは1.5までしか使われないということになります。

 
この比率はWHOなどの世界的な機関で研究が進んでいて、今は2008年に発表されたアミノ酸基準パターンが最新です。

 
一般的に販売されている必須アミノ酸や総合アミノ酸と呼ばれるサプリメントは上記のような基準や特徴に鑑みて配合されているはずですが、一点だけ留意しておく点があります。

 
それは「トリプトファン」と呼ばれる必須アミノ酸が配合されていない総合アミノ酸があるということです。

 
トリプトファンも必須アミノ酸9種類のうちの一つなので、代替がきかないアミノ酸です。

 
しかしアメリカではトリプトファンを食品として扱えないために、特に海外物のアミノ酸サプリメントではトリプトファンを配合していないものがあります。
(何故アメリカでトリプトファンがNGなのかについては、また改めてご説明します)

 
アミノ酸を選ぶとき、必須アミノ酸を摂取することが目的であるのであれば、裏面の原料表示に「トリプトファン」が記載されているか否かを確認する知識はもっておいて損はないでしょう。

 


『コンディショニングガイド』
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※画像はイメージです。


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