第13回 コラーゲンの話


 

 

コラーゲンとは皮膚や関節軟骨の材料となるタンパク質なので、女性の方にも認知率の高い素材です。
 
皮膚からのコラーゲンをⅠ型、関節からのコラーゲンをⅡ型などと分類していて、細かく分類をしていくと19種類(以上)あると言われています。
 
サプリメントとしては、このコラーゲンを加水分解したコラーゲンペプチドとして利用されています。
 
コラーゲンの面白い特徴は、構成しているアミノ酸が極端に偏っているという点です。
 
全体の1/3をグリシンが占めていて、他にもプロリン13%、アラニン11%、ヒロドキシプロリン(プロリンが変化したもの)9%と3~4種類のアミノ酸で全体の2/3を占めているのです。
 
一方でトリプトファンなどの必須アミノ酸が含まれていないことから、いわゆるプロテインとしての効果は著しく低いことになります。
 
ところが、関節成分(一部には肌)としての栄養素としてはある一定の効果が認められているというユニークなタンパク質でもあります。
 
コラーゲンを摂取してもアミノ酸にまで分解されてしまうため、このコラーゲンが関節の成分として利用されることはないという説も聞いたりします。
 
しかし仮に一旦分解されるとしても、基本関節に必要な栄養素の最小単位の材料が大量に入ってくるわけですから、体内で合成される際には効率はいいはずです。
 
それともう一つ有力な説は、コラーゲンペプチドは大きな分子量のまま吸収されるという報告です。
 
実際にマウスの実験では、コラーゲンペプチドを経口摂取させたところペプチドの95%が12時間以内に吸収され、その分子量もアミノ酸ではなく500~1500のペプチド状態であったことも報告されています。特に軟骨には分子量の大きなペプチドが蓄積される傾向にあるそうです。
 
ペプチドにはシグナルペプチドと呼ばれる、ある種の情報をもったペプチドがあります。
 
このシグナルペプチドは分子量が大きくても、小腸の細胞間隙から吸収されるため、アミノ酸という状態にまで分解される必要がないのです。
 
コラーゲンもユニークですが、ペプチドという存在の奥深さを感じさせます。
 
ちなみに様々なデータからのコラーゲンペプチドの有効推奨量は3.0g/日です。

 


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※画像はイメージです。


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