第11回 カフェインの話


 

 

カフェインはもっとも身近なエルゴジェニックエイドかもしれません。
 
エルゴジェニックエイドとは、従来の栄養補助という位置づけではなく、サプリメントの力で大きな効果を生み出すような類のサプリメントを指します。
 
以前はドーピングの対象ともなっていたカフェインですが、今はモリタリング薬物としてグレーゾーンに置かれています。
 
従って検査の対象とはなるものの、ドーピング違反にはならないというまさにグレーゾーンであります。
 
コーヒー始め一般的な食品に幅広く含まれるうえに、極端な量を摂取しない限りは副作用などの心配がないからだと思います。
 
カフェインの効果といえばまずは覚醒効果で、強心剤や頭痛薬などにも配合されています。
 
栄養ドリンクの効果の多くもカフェインであります。
 
最近はエナジードリンクの名称で様々な商品がありますが、エナジーとは少し意味が異なり実際はカフェインドリンクであります。
 
覚醒効果以外にも脂肪分解効果もあり、特にヒドロキシクエン酸との相性がとてもいいのです。
 
摂取量が1グラムを超えると嘔吐や動悸が起こり、10グラムで致死量となりますから、乱用はご法度ですが、通常の範囲内での活用はトレーニング効果を高めるうえで効果的でしょう。
 
カフェインの作用機序は、疲れを知らせる神経伝達物質であるアデノシンのレセプター(受容体)をカフェインがブロックすることで覚醒をさせているのです。
 
つまりカフェインは直接脳にアクセルをかけて覚醒させるのではなく、ブレーキを効きにくくして、ドーパミンやグルタミン酸などの脳の興奮性神経伝達物質がより自由に動けるようにして、結果として覚醒感をもたらせているのです。
 
記憶力が強化されるなどの効果も期待できる反面、脱水を引き起こす利尿効果もあるため、夏場の発汗量の多いときは水分補給の意識をより高めておく必要があります。

 


『コンディショニングガイド』
15年以上、サプリメントを作って、使って、指導してきた、
サプリメント活用のプロが責任編集

※画像はイメージです。


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