2018年2月 のアーカイブ

第28回 アミノ酸プールの話

2018年2月15日 木曜日

 

アミノ酸プールという言葉がありますが、アミノ酸は溜めておくことのできない栄養素です。だから逆にプールという言葉が使われているのかもしれませんが、体内では血液中に遊離アミノ酸として存在するもの、細胞質や細胞間質に遊離アミノ酸として存在するもの、そして筋肉をはじめとする組織の中に存在するものと大きく3パターン存在します。
 
これら全体を指してアミノ酸プールと呼ぶのですが、そのアミノ酸プールのほとんどは組織の中のタンパク質にあります。
 
そしてしっかりとバランスを維持しています。
 
このバランスが崩れると様々な弊害が生じてきますし、それはトレーニングや減量といった前向きなものによっても同様です。
 
例えば減量によって絶食をした場合、それがある一定の限度を超えてくると、筋肉からはアラニンとグルタミンというアミノ酸が放出されてきます。
 
グルタミンは小腸でのエネルギー源として使われ、これを栄養素としてアラニンを放出していきます。このアラニンが肝臓に取り込まれエネルギーとして合成されていきます。
 
元々体の材料であったアラニン(アミノ酸)が、最終的には糖を合成する原料となるのです。アラニンを糖原生アミノ酸と呼んでいます。このメカニズムをアラニン・グルコースサイクルと言いますが、本来であれば体の材料の一部であるはずのアミノ酸をエネルギーとして使うのは決して効率のいい話ではありません。
 
減量時においても、小まめに少量の糖質を補給することで筋肉への負担が軽減されるということになります。これはトレーニング中においてもあてはまりますので、トレ前やトレ直後の糖質補給は重要となります。

 


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※画像はイメージです。


第27回 アミノ酸の話

2018年2月1日 木曜日

 

今回は、もう一度アミノ酸とは何かについて触れてみたいと思います。
 
人体の重さの約20%はタンパク質です。
 
水分を除いた場合に関しては、その約75%がタンパク質ですので、体はタンパク質で構成されているといっても過言ではありません。
 
逆から言えば、タンパク質が体の材料ということも言えます。
 
筋肉はもとより、血液も血管もホルモンもタンパク質ということになりますから、タンパク質の機能や性質は多種多様であります。
 
この多種多様なタンパク質は構造的にはある一定のルールで組み立てらえているのです。
 
そのルールがアミノ酸ということになります。
 
つまりアミノ酸がある一定のルールに則ってチェーンのように繋がって、様々なタンパク質を作っているのです。
 
別の角度からタンパク質を説明すると、アミノ酸はアミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)をあわせもった炭素化合物のことで、わかっているだけで500種類ほどあると言われています。
 
炭素(C)は4つ手をもっていて、いつも4人の相手と手をつないでいます。一般的にいわれているアミノ酸はそのうちの3つが共通していて、残りの一つが別の相手と手をつないでいます。このパターンをαアミノ酸と呼び、約20種類存在し、この20種類のアミノ酸の組み合わせによって、先ほどの多種多様なタンパク質が作られているのです。
 
そしてこのうちの9種類のアミノ酸が体内で合成することが出来ないため、必須アミノ酸と呼ばれ、サプリメントなどでも人気の高いものとなっているのです。

 


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