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第23回 BCAAの話

2017年12月7日 木曜日

 

BCAAはバリン・ロイシン・イソロイシンという3つのアミノ酸(必須アミノ酸)の総称なのですが、この3つが全部揃うことで価値をもつアミノ酸でもあります。

 
特に筋肉の材料として様々な効果を発揮するのはロイシンなのですが、ロイシン単独では不思議とうまく機能してくれません。
 
私はセミナーなどではこの3つのアミノ酸を水戸黄門に例えたりしています。主役は黄門さまで、タイトルも最後の締めも必ず黄門さまですが、そこには助さんと格さんという2大脇役がいなくては番組自体が成り立ちません。
 
まさにロイシンがしっかりと筋肉に作用するために、バリンとイソロイシンがしっかりサポートしているようなイメージです。
 
BCAAは血液中でトリプトファンというアミノ酸と拮抗しています。つまりバランスを取り合っています。運動やトレーニングをすると、筋肉をどんどんと使うために血中のBCAAが消耗されてきます。結果として血中でのトリプトファンとのバランスが崩れ、トリプトファンが優位な状態になります。トリプトファンも必須アミノ酸で、睡眠やリラックスするために重要な役割をもちますが、これは脳内でセロトニンの材料として使われるためであります。BCAAが消耗されてトリプトファンが優位になると、相対的に余剰となったトリプトファンがセロトニンに変換されてしまい、場合によっては集中力が途切れてしまうことになります。
 
BCAAを摂取すると集中力がアップするといわれる理由はここにあります。
 
筋肉の材料として利用されるBCAAですが、一方で筋肉をどれだけ使ったかの指標にもなっているわけです。
 
ハードなトレーニングや長時間の運動の前や最中にBCAAを飲んで、集中力を途切らせない工夫をしてみてください。

 


『コンディショニングガイド』
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※画像はイメージです。