2017年9月 のアーカイブ

第18回 プロテインの話

2017年9月21日 木曜日

プロテインには、ホエイ、大豆といった原料以外にも違いがあります。

 
通常プロテインと呼んでいるのは、タンパク質だけを摂取する目的のサプリメントです。ここにエネルギーとなる(主としてデキストリン)糖質を配合したものが存在します。

 
要はプロテイン&エネルギー源です。

 
ここから更に分類が進みまして、プロテインとエネルギー源がざっと1:1で配合されているものと、主としてエネルギー源が多く配合されているものに分かれます(1:3〜4)。

 
プロテインとエネルギー源がほぼ同じ程度配合されているものは、MRPと呼ばれて主として食事の代替として使われるプロテインです。代替ですからその用途は広く、例えばMRPにサラダ、バナナ、野菜ジュースを加えてダイエットメニュウにすることも出来ますし、逆に食事と食事の合間にMRPを摂取することでウエイトアップにも使うことができます。私も健康診断の数日前になると(決してお勧めの方法ではありませんが)、晩御飯をMRPに置き換えてプチダイエットを敢行したりしています。

 
プロテインとエネルギー源が1:3〜4の比率で配合されているプロテインは、主としてウエイトアップ用プロテインなどと呼ばれています。体重を増やすという意味ですが、単に体重を増やすというよりも、トレーニング後に摂取することでバルクアップを促進させるという目的が大きいかと思います。

 
意外に思われるかもしれませんが、ハードなトレーニングになればなるほどトレーニング後に必要な栄養素はタンパク質以上にエネルギー源が優先順位をあげていきます。つまり体内のエネルギー源が少ない状態になると、筋肉の材料となるタンパク質以上にエネルギー源が必要とされるのです。そこでエネルギー源を多く配合したプロテインが効果を発揮するというわけです。

 
上手にプロテインを使い分けることによって、ボディメイクも効率的になりますね。

 


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※画像はイメージです。


第17回 L-カルニチンの話

2017年9月7日 木曜日

L-カルニチンは2002年の12月から食品として使うことができるようになったアミノ酸ですが、1905年に肉エキスより発見されていますので、歴史的には相当古いアミノ酸です。

 

 

その効果についても1955年には既に脂肪酸の酸化に関わるということが分かっており、今日においても多くの研究が進められています。
 
体内ではリジンというアミノ酸とメチオニンというアミノ酸から合成されており、脂肪の燃焼には不可欠といえます。
 
脂肪はリパーゼという酵素によって、脂肪酸とグリセリンに分解されます。この脂肪酸がミトコンドリア内のクエン酸回路に取り込まれてエネルギーへと変わっていくのですが、実はこの脂肪酸は長鎖脂肪酸と呼ばれるもので単独ではそもそもミトコンドリアに入ることができません。
 
カルニチンの役割は、この長鎖脂肪酸と結びついてミトコンドリア内に取り込まれるようにすることです。
 
すなわち運搬系の役割を担うアミノ酸ということになります。
 
一般的に日本人一日あたりに75㎎ほどカルニチンを食事から摂取していて、体内で合成される量はその半分程度と言われています。
 
ちなみに同じくダイエット素材として有名なCLA(共役リノール酸)はリパーゼを活性化させるという効果が高く、最初の脂肪を脂肪酸に分解させる役割を担います。
 
またカフェインやカプサイシンもアドレナリンの分泌をよくすることでリパーゼの活性を高めますから同じく分解系の成分といえます。
 
加齢と共にカルニチンの合成能力は衰えていくので、30歳過ぎくらいからはカルニチンを摂取し始めてもいいかもしれません。

 


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