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第10回 クレアチンの話

2017年5月18日 木曜日

今回はクレアチンについてです。

 

 

クレアチンは分類としては、アミノ酸の一種ということになります。
 
何故、アミノ酸!と言い切らないのかといえば、体を構成しているアミノ酸ではなく、しかしながら分子構造上はアミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)をあわせもった炭素化合物ですので定義的にはアミノ酸と言えるわけです。
 
体内ではアルギニン、グリシン、メチオニンというアミノ酸を材料として生合成されて、筋肉、脳、血液中に存在しています。
 
そしてその大半は筋肉内にクレアチンリン酸という形で貯蔵されています。
 
クレアチンの一番の特長は、なんといっても瞬発力を発揮する際の重要な物質であるということです。
 
元々サプリメントは栄養補助食品としての位置づけですから、それを飲んだからといって即効的にパフォーマンスが向上することは期待しにくいものです。
 
しかしクレアチンはエルゴジェニックエイドというジャンルに分類される少し特殊な物質で、クレアチン単独で効果を発揮します。
 
 
特に瞬発力の向上は体感レベルも高く、多くのアスリートに愛用されています。
エネルギーを作り出す第一段階を、ATP-CP系と呼び、クレアチンリン酸がクレアチンとリン酸に分解される際に生ずるエネルギーです。
 
大きなエネルギーを放出した後の少しパワーを失った状態のエネルギーをADPと呼びますが、このADPがATPに再合成される際にクレアチンリン酸が使われます。
 
ATP-CP系はエネルギーを生み出す系の中で、単位時間あたりのエネルギー産生量は最大です。しかし最大でも10秒程度で終わってしまう系でもあるので、短距離走のように一瞬で完結するような運動で効果を発揮します。
 
クレアチンは一般的にはローディングと呼ばれる大量摂取の期間を設けた方が体内(筋肉内)に取り込まれやすく、1週間ほどのローディング期をつくるケースが一般的です。
個人差はあるものの、約10%体内のクレアチン量が増えると言われています。
 
ローディングの際に目安は一日20gですが、プロテインとは違い、元々体内にそれほど多く含まれる物質ではないため、一度に20gを摂取しても吸収しきれません。
 
そこで一回を5g程度にして一日トータルで20gくらいを飲むようにしていきます。

 


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※画像はイメージです。